行動し、継続するためのあれこれ

どうすれば行動できるかとか、それを継続できるかを考えます

「好き」を仕事にするしかないが、そのときにビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計する必要がある

私が自分で行動を起こして継続を続けたいことは、自分の資本を増やすことです。

お金も増やしたいんですが、ここでいう資本はお金だけではないです。

 

ここで言う「自分の資本」については、いろんな人がいろんな言い方をしています。

堀江貴文氏は、信用を稼げとおっしゃっています。

現金は、信用を見えるようにしたものにすぎないと。

 

橘玲氏は、『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』で、人的資本、金融資本、社会資本の3つについて語られていました。

人的資本は、稼ぐ力と言っていいと思います。

社会資本は、人と人とのつながりです。

金融資本は、現金や株などのものです。

個人的に優先してほしいものは、まず人的資本、次に金融資本です。

食べられないと、生きていけないので。

ちなみに本書では、マイルドヤンキーは社会資本だけで生きていく人だとされており、おもしろい視点だなと思います。

 

 ちきりん氏は『多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~』で、大企業なんか行ってる場合じゃない、無思考に流されてみんなと同じことをして供給過多の世界に飛び込むなとおっしゃっていました。

私なりの解釈は、大企業だと業務も細分化されておりビジネスモデルの一気通貫した全体像が見えないので、市場で稼ぐ力が身につかないためという意味だと思います。

 人的資本を増やすには、考えて人と違うことをしないといけない。

もちろん前提としては、それによって誰かが喜んでくれる何かを提供する必要があります。

言うは易しですが、試行錯誤するしかないです。

 

人と差別化するには人より多くの時間、労力、金を費やすことができること、つまり「好きなことにすべてをつぎ込む」しかないわけです。

成功の秘訣は、「好きなことにすべてをつぎ込む」こと。〜橘玲さんインタビュー【後編】 | FROGGY (フロッギー)

 

 ただし、ここでいう好きなことは生産活動です。

例えば、ゲームをプレイするのが好きでずっとやっているというだけでは稼げません。

実況動画を配信するとか、攻略方法を広めるとか、誰かの役にたつものをアウトプットする必要があります。

 

好きな生産活動さえできれば良いかというと、そうでもないと思います。

アニメーターが薄給なのを聞いたことがありますが、これは供給過多だからでしょう。

好きを仕事にという話だと『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)』にあった、バイク便ライダーの話が印象的です。

彼らは自分の好きなバイクを使って、配達した荷物の量に応じた歩合給を受け取る仕事をします。

好きを仕事にしているわけですが、一方で競争により労働環境は過酷になり、交通事故や廃棄ガスによって身体を害し、引退することになります。

いったいどこに問題があったかというと、「好き」をビジネスにする仕組みをバイク便会社に依存しているためです。

だから「好き」を仕事にするためには、ビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計する必要があります。

インターネットをはじめ、グーグルやアマゾンのサービスがインフラを提供してくれることで、ハードルはかなり下がりました。

そこで弱者の戦略にあったとおり、自分だけのニッチを探すことで生き延びる道を探す必要があります。

 

楽して儲かる道はないということです。

仮にあったとしても、その道には多くの人が参加してくるので、供給過多で競争の激しい環境になります。

日本の飲食店のレベルが高いのは、参入障壁が低いからです。

日本のタクシーサービスの品質が悪いことがあるのは、参入障壁が高くライドシェアサービスとの競争がないためです。

高い参入障壁を乗り越えた先のほうが、競争は少なくなるのでゆるくやっていけるわけです。

タクシー業界のように既得権の上であぐらをかいていると、既得権にしがみつくしかなくなるのであまり良くない状態と言えますが。

 

ビジネスモデル(収益化の仕組み)を設計するには、自分でスモールビジネスをしてみるしかないのだと思います。

ビジネスモデルは本屋で売っていても、それを信じて実行し続けるというところが、最初の障壁になっています。

【voicy文字起こし】第十九話 「商品およびビジネスモデルをどうやって作るか?」 | これからの「カネと女」の話をしよう。

なんにせよ、他人に喜んでもらえる価値を提供するか、自分が欲しくて市場にまだないサービスを作ってみるかを試す必要があります。

自分が欲しくて市場にまだないサービスは、他の人にも一定数の需要があるはずで、まさにニッチな市場に対するサービスなはずなので、それを探しつづけるしかないですね。