先延ばしの最中に、自問自答してほしいこと
今回も、『DO IT NOW いいから、今すぐやりなさい』より、気になった点をピックアップします。
先延ばしの原因となる感情は、失敗の恐怖です。
これが難しいのは、感情と理性では感情の方が強いという点です。
「失敗しても、大したことはない」と理性では分かっていても、感情が恐怖を感じると動けない。
例えば、こんなアトラクションがあります。
【恐怖】高さ200mからカイジの鉄骨渡りを体験してみた!【VR実況】 - YouTube
理性では、本当は板から落ちても大丈夫だと分かっていても、足を踏みはずすことはなかなかできません。
もう、こればっかりは失敗の概念を変えるよう何度も意識するしかないのかもしれません。
失敗しないと分からないことってたくさんあって、それを乗り越えた先にしか成功はないので、失敗はいいものだと何度も自分に言い聞かせるしかないです。
以前、ちきりんさんの講演でこんな話を聞きました。
成功したいなら、20マスくらいの表を準備します。
失敗するごとに、そのマスを埋めていきます。
そのマスが全部埋まったら、成功できるということです。
逆に言うと、そのマスが埋まらない限り成功にはたどり着けないということです。
また行動するためには、完璧主義をやめることです。
完璧な行動をしようとすると、完璧な状態になるまで行動しなくなってしまいます。
完璧な行動が大事なのではなく、不完全でいいからとにかく行動することが大事です。
何か作品を作るのなら、「すぐに作業に取りかかる」ことが大切です。
そもそも、失敗することの何に恐怖を感じるのでしょうか。
周りの人に、笑われることでしょうか。
周りの人に笑われることで、どんな実害がありますでしょうか。
以前に書いたストレスコントロールの話にもありましたが、ストレスに感じることと、実害は分けて考えることがポイントです。
10万円の実害がでることと、「失敗してしまったー!」と後悔する気持ちは分けて考えないといけません。
また、失敗しないと教訓が得られないと考えるとどうでしょうか。
行動しないと失敗もできないし、それによって教訓も得られないので成功への道のりは遠いままです。
自意識過剰になっていないでしょうか。
自分が他人の立場だったときに、失敗した人を見たとき、いちいち気にするでしょうか。
むしろ、よくチャレンジしたなと感心したりしないでしょうか。
他人からどう思われるかは、あなたが成功しようが失敗しようがコントロールできません。
自分がコントロールできないことを悩むのは、時間の無駄です。
このまま何もしないことと、失敗して恥をかくことを恐れずに勇気を出して挑戦することと、どちらの自分でありたいでしょうか。
なぜ、グズぐスしているのでしょうか。
恐怖を感じて身動きが取れないのなら、恐怖を感じていない場合はどのようにふるまうのでしょうか。
恐怖を感じることと、行動することは別ものです。
恐怖を感じながら、恐怖を感じていない場合のふるまいをすればいいのです。
ふるまうことができないなら、まずは自信満々にふるまっている自分を客観的にイメージしましょう。
イメージできないことは、行動できません。
また、感じている恐怖が引き起こす最悪の事態を想定します。
それによって受ける実害は、最悪の場合どんなものでしょうか。
挑戦が成功した時の成果と比較したとき、割があわないものでしょうか。
最悪の事態というのは、2度と現在の生活に戻れないほど深刻なものでしょうか。
現実的に、あなたは起こりえる結末が大体どんなものか想像がついているはずです。
それは、理想通りに行く確率は低いでしょうが、最悪のケースとなってしまう確率も小さいはずです。
すくなくとも、5分使って1ミリ動かす程度のことは、できるのではないでしょうか。