行動し、継続するためのあれこれ

どうすれば行動できるかとか、それを継続できるかを考えます

完璧主義という先延ばしの言い訳をせず、今すぐ行動する

完璧主義は、先延ばしのための言い訳の場合が多いと思います。

芸術家やスポーツ選手、職人など、妥協を一切許さない人もいます。

そういう場合は良いのですが、現実逃避のための完璧主義というのはあると思います。

 

完璧主義の最大の問題は、アウトプットが出せなくなることです。

例えば毎日ブログを更新しようと思っていて、自分の思う完璧なものにほど遠いからといって、週単位の更新になってしまってはダメなんです。

週に1回しか更新できないということは、残りの6日は何もしていないのと同じになってしまいます。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』に、小説家になることを夢見ながら、忙しいと言い訳をしてずっと書かない人のエピソードが出てきます。

小説を書きあげなければ、才能ある自分はいつか小説家になるのだという可能性の中に生き、夢を見続けることができます。

本当に小説を書いてしまうと、思うように書けなかったり全く評価されなかったりという辛い現実と向き合わなくてはいけなくなります。

 

完璧主義は、この話に近いのかもしれません。

実際に行動を起こして現実を見るより、いつたどり着くか分からない完璧を目指していれば、自分のプライドを保つことができます。

そもそも、高すぎる理想は、無意識が拒絶するため身動きが取れなくなってしまうリスクがあります。

大きな課題は、細かく分割して消化できる内容に取り組みましょう。

行動に移すのが遅くなると、結果を出しフィードバックを受けるまでのサイクルが長くなってしまうので、結局中途半端で終わってしまいます。

 

DO IT NOW いいから、今すぐやりなさい』に、「あなたは、なぜ失敗したくないのか」という話が出てきます。

それは、失敗したときの漠然とした恐怖が原因とされています。

意外と、なぜ失敗を恐れているか正確に把握できていないことがあります。

  • 失敗して、他人に笑われるのが問題なのか?
  • そもそも他人は、失敗したら笑うのか?
  • 他人に笑われたとして、どんな実害があるのか?

 自分が本当は何を恐れているのかをはっきりさせて、対処を考えましょう。

言い訳をして先延ばしにしていたら、いつか間に合わなくなってしまうときがきてしまいます。 

 

 

まずは、自分が本当は何がしたいのかを明確にすることです。

可能性の中に生きたいのか、つらい現実と向き合ってでも行動したいのか。

行動したいのであれば、すぐに行動できるようになるしかないです。

 

そこで、『すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法』を参考に、行動に移すためのポイントをご紹介します。

 

まず現実にできていないことは、脳に要求しないことです。

自分に対してあるべき論を振りかざしたり、できもしないことを「できるはず」と思い込もうとしてはいけません。

脳をだまそうとしたり、無理難題を吹っかけないようにします。

 

そして、「ここまではできる」という到達点を具体的にします。

行動に移したら、実行したことを言葉にします。

本当に自分ができそうなことを実行し、本当に自分が実施したことを確認します。

可能性の中の自分ではなく、現実の自分と向き合うということです。

 

そして、「自分がやりたいことのため」なら「すぐやる」という条件づけをします。

「起業するため」なら「すぐやる」、「誰かに喜んでもらうため」なら「すぐやる」などです。

自分のやりたいことは、具体的であればあるほど良いです。

 

もう一つのポイントは、使っていない道具を処分することです。

ずっと使うことがないものでも、目に入ると脳はそれを使わないという選択をするエネルギーを消費します。

必要なものや、大切なものだけに囲まれた環境を目指しましょう。