行動し、継続するためのあれこれ

どうすれば行動できるかとか、それを継続できるかを考えます

意識(理性)が無意識(本能)に対して、働きかける仕組みを増やす

依存症は、無意識(本能)を意識(理性)で制御できない状態です。
そこで 意識(理性)が無意識(本能)に対して、働きかける仕組みを増やす対策についてお話します。

  

ポルノを求めるのは無意識(本能)の部分であり、ポルノをやめたいと思うのは意識(理性)の部分です。
無意識(本能)と意識(理性)は対等のように思えますが、無意識(本能)の方が圧倒的に強いです。

無意識(本能)は、意識(理性)よりも圧倒的にエネルギー効率が良いので、意識が疲弊すると無意識を制御できなくなります。

 

それ以外にも危険に対する反射の動きは、無意識が勝利します。

例えば、VR技術を使ったゴーグルをつけたゲームってありますよね。
テレビで芸能人が、このゲーム内で水中にいる状態でサメに襲われそうになって、思わずのけぞっていました。
意識(理性)では、ゴーグルの映像がゲームだと分かっていても、無意識(本能)は危険を感じると問答無用で発動するということです。

しかも、無意識は文字通り意識できないので、理性で制御するのが非常に難しいです。

 

オナ禁が継続しないのも、無意識(本能)ポルノを求める力が非常に強力だからです。

そうなったときの対策としては、意識(理性)が自動的に何度も働きかける仕組みを増やすしかありません。

 

まずはポルノ依存症から脱却したいと思ったときに、パソコンやスマホのエロ動画のお気に入りやショートカットをすべて削除します。
検索すればすぐに見つけることが可能ですが、検索をする際にポルノ依存症から脱却したいと意識した、理性の自分と会えることがポイントです。

検索をすることで、「あのとき、もうポルノはやめようと思ったじゃないか。また見てしまっていいのか。このままじゃずっと変わることなんてできない」みたいなことを思い出せるようになります。

 

次に、ポルノを見てしまい後悔したときの気持ちの名前のフォルダを作ります。
たとえば「見ても虚しいだけ」「時間のムダ」「充実した人生から遠ざかってしまった」のようなフォルダを作り、いつも使っているブラウザのアイコンをその中に入れます。

そうするとブラウザを使うたびに、そのフォルダを開かないといけないので、また理性の自分と会えることができます。

このフォルダは、ポルノにアクセスしなくなるまで残します。

ポルノでない普通のサイトへアクセスするためにブラウザを開くときも、そのフォルダを開かないといけなので、ムダに時間がかかってしまうと思われるかもしれません。
しかし、この対策をせずにポルノに費やしてしまう時間とエネルギーの方がよっぽどムダです。

この方法も慣れてしまったのであれば、位置を別のところに移すなどなにかとっかかりを残すようにします。


あとは、ポルノにアクセスする前に、なにか為になることするのをルールにします。
例えば腕立てを5回だけしてみるとか、英単語を3つだけ覚えてみるなどです。

別のことをしているうちにポルノに対する気がそがれるかもしれないし、仮にポルノを見てしまったとしてもそのつど成長につながることができるので、多少はデメリットを相殺できます。

 

さらに、無意識(本能)がポルノを求めるきっかけを認識し、そのきっかけが起きないようにすることも重要です。
カフェでリラックスしているときは、ポルノ鑑賞したいとは思いませんよね。
無意識(本能)がポルノを求めるのは、何らかの条件が揃ったときです。
HUNTER×HUNTER』に出てくるキャラクターのごとく、それを敵の念能力ととらえ、発動条件(5W1H)を“凝”で見極め、発動を妨害しましょう。

・一人でいること(who)なのであれば、家族がいる部屋に移動する
・グラビアや、お色気シーンのあるマンガを読むこと(what)なのであれば、読まないようにする
・家にいること(where)なのであれば、外出する
・寝る前(when)なのであれば、とりあえず寝ようとしてみる
といった具合です。

 

無意識という、もう一人の自分との戦いですね。